試験で解ける力、人生では難問を解決できる力

懇談が続いています。

多くの保護者様とお話しさせていただき、本当に勉強になることばかりです。

貴重なお時間を割いてお越しくださいまして心より感謝申し上げます。

あと3週間ほど懇談が続きます、これから懇談にお越しくださる保護者様、どうぞよろしくお願いいたします。

 

先日よりこのブログでも少し触れていますが、医wayの役目は何なのでしょうか。

選択肢を増やすこと

確かにそうです。

ですが、これだけでは、私が目指している所を表すのに不十分な気がします。

入試問題が思考型に変化してきていることにも触れました。

入試という保守的な場面でさえも、急激に変化してきています。

自ら考え動く力をはかる問題が増えてきています。

社会人にはもう10年以上前から当たり前のように求められていますが、教育、それも入試や指導要領という最も変化を嫌う場面でも、やっとその波が押し寄せてきます。

世間は少し騒がしく議論していますが、入試がこのような方向に進むことはもう10年以上前から多くの人が予想していたことです。

 

受験においては、今までは、対象分野をしっかりと勉強し、試験直前に過去問をきっちりと解くことで、ほぼ100%合格することができました。

ですが、これからは違います。

 

医wayは、受験においては「本番で解ける力」を育成すること、人生においては「難問を解決できる力」を育成することを目指しています。

「私だったら絶対に解ける!」「絶対に解決できる!」と信じられる強い心、そして粘り強く難問に真正面から向かい続ける強い精神力。

そして、できることなら、勉強の過程やその後の人生においては、どこに問題があるのかを自ら見つけ出し、課題設定を自分で行う。運良くそれを解決することが出来たとしても、果たしてそれが本当に解決なのか、正解なのか不正解なのか不明という解なき問題に、その後も粘り強く調整を続けながら、より良い解決と正解を目指して取り組める人材になって欲しいです。

 

飽和した現代、解決できていない難問が山積しています。

どこに問題があるのかも不明な事柄で溢れています。

AIとの仕事の奪い合いとなるそうですね、弁護士はもちろん、医師の仕事でさえもAIが代行できる部分がとても多いとのことです。

今の子ども達が未来を生きていくためには、人間にしかできない仕事を自ら生み出し、難問山積の環境を自らの力で切り開き解決していく、そのような力が求められます。

 

医wayは、まずは私たち大人が「人間にしかできない仕事を自ら生み出し」「難問山積の環境を自ら切り開き」「解決していく」ことを実行することにより、未来の方向性をできるだけ客観的に捉え、多くの方々とそれを共有していきたいと考えます。

 

子ども達に「人生で難問を解決できる力」を育成してもらえる場に、医wayはなりたいです。

 

これからの「生きる力」とは、問題を自ら浮き彫りにして見つけ出し、それらを解決するための仕事を生み出し、解なき問題にできるだけ正解に近いと思われる解を追求し続け、より良い社会を作るために試行錯誤を繰り返すことのできる力なのではと考えます。

部活に入る?入らない?続ける?辞める?

中高生は、部活も頑張る、勉強も頑張る、これらを両立できるのが学生生活の最高の充実と考える人が多いです。

これらにプラスして、高3文化祭で最後の盛り上がりを求める人も多いです。

学校の先生がよくおっしゃいます「部活をやり続けた生徒は受験も成功する」と。

素晴らしいことです。

ですが、人によってはどうしても時間のやりくりが得意でない場合もあります。

そもそも部活というものが好きでない人もいます。

 

この人たちが自ら「部活に入りたくないなぁ」あるいは「部活をやめた方が良いかも…」と決断した時、その決断を当たり前のように批判することはせずに、ニュートラルな気持ちで接してあげて欲しいです。

部活をするのも自由、しないのも自由、辞めるのも自由。

 

部活も頑張って、勉強も頑張る。

これらを出来てこそ大成功と評価されることがあまりにも当たり前になっており、できない人はまるで頑張っていない人かのような扱いを受ける場合があります。

これはあまりにも不当です。

 

大学生に尋ねると(100名少々に尋ねました)、中高時代に部活動に入っていたことを誇りに思っている人もいれば、途中で辞めたことに誇りを持っている人もいますし、最初から部活動に入らなかった自分の選択に正しかったと確信を持っている人もいます。

一方で、それぞれの選択に後悔している人も多いです。

皆、それぞれ違います。

それぞれ違って良いのです。

 

ちなみに、部活動というのは日本独特の文化だそうです。

toyokeizai.net