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教育と経営学(異分野の融合) 2、3年前倒しの入会がオススメ。思索に耽って、好きなことに熱中できるゆとりある人生を!

よく尋ねられます。「なぜ、教育ではなく経営を勉強しているのですか?」

私も大学院に行くのであれば教育の分野、特に心理学を研究したいと長年思ってきました。

今でも心理学を研究したい気持ちは変わっていません。
ですが、京都大学経営管理大学院の存在を知った時、まさに一目惚れ状態。
「これだ!ここには学ぶべきことが溢れれている!おもちゃ箱みたい!」と疑いの余地なく心にストンと落ちたのです。

京都大学経営管理大学院は、デザイン学などの新しい分野にも力を入れており、「先端的なマネジメント研究と高度に専門的な実務との架け橋となる教育体系(京都大学経営管理大学院HPより)」を目指していることに魅力を感じました。

 

2013年秋に経営管理大学院の存在を偶然車の中で聞いていたラジオで知り、一週間後の説明会に出席し、志願書の締め切りまで一ヶ月少々。何かに取り憑かれたかのように志願書等を仕上げ、12月に一次試験合格の通知を受けとり、1月に二次試験を受け、主婦枠があったのでしょうか、運の良いことに合格することができました。
経営管理大学院の存在すら知らなかった状態から4ヶ月で合格通知を受け取ったのです。

もう何が何だかわからなにまま2014年4月から京都大学経営管理大学院9期生として勉強を始めました。
経営管理大学院は一目惚れした通りの場です。
学びに溢れ、おもちゃ箱のような場です。

 

ただし、私はMBAのイロハもわかっていない状態で入っていますので、簿記すら知らない、会計はちんぷんかんぷん、統計ってなに?バーニーって誰?マーケィングって市場調査じゃないの?経営戦略?そんな科目があるの?状態ですので、いわゆる「基礎科目」で悪戦苦闘、木っ端微塵でした。

今でも基礎科目は超苦手です。ですが、それらがとても役に立ち、これから経営を続けていく上で私の助けになってくれることは間違いないとわかっているだけに、引き続き頑張りたいと思っています。

 

実務科目、専門科目、これらは本当ににおもしろい!
まさに私が一目惚れした「おもちゃ箱」です。
こんなに素晴らしい講義を受け学ぶ機会に恵まれていることに、なんてありがたいんだと、感謝感謝です。

 

医wayは、経営管理大学院に入学する前から、漠然とした構想は持っていました。
現代の、長時間の通塾で疲弊している、ジャグリング状態から抜け出せないで、どんどん自分を追い込んでいる子ども達の現状をどうしても見逃せない。

また、我が子の習い事や塾の送迎のために運転手状態になってしまっている保護者様、仕事・家事・子育て・送迎…体がいくつあってもたりません。

もっと皆にとって、現実的で軽やかな学びを提供できる場を作りたいと考えていました。

もっと時間を有効活用し、ゆとりの時間を生み出し、ゆっくりと考え事をする、思索に耽る、そして俯瞰力をつけ、最終的には自学自習を体得して、好きなことに熱中できるゆとりある人生を歩んで欲しい。

 

ですが、当時はどのようにするのがベストなのか、全くわかりませんでした。
経営管理大学院で悪戦苦闘しているうちに、小さい光が見え始め、様々なプロトタイプを試し、今に至ります。

 

医wayはまだ始まってすらいない状態ですので論じるには早すぎるのですが、経営管理大学院に一目惚れし学んでいなければ、医wayをつくることはできていなかったということだけは、記録に留めておきたいと思います。

 

なぜ教育ではなく経営管理大学院に進学したのか。
正直「勘」としか言いようがないのですが、敢えて理由をあげるならば、「教育については少しばかり知っているが、それ以外のことは、知らないことだらけであることを自覚していたから」だと思います。

ただ、大学院という場は、知らないことだらけの人の行く所ではないことに私は気づいていなかったのですよね(^_^;) 入学後の苦労…それはもう大変!普通、気づくでしょ〜。それにしても、こんな私に学ぶチャンスを下さった先生方には感謝の言葉もありませんm(_ _)m いつも助けてくれる学友にも感謝感謝です。

 

横道にそれてしまいましたが、つまり私の言いたいことは、専門を極めるのも大切ですが、全く違ったことにチャレンジすると、専門分野にも新たな視点を持ち込むことができ、おもしろい化学反応を生むことができるのではないだろうか、ということです。
最近のベストセラーに次のような本があります。

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教育や学力と経済学が一緒に論じられることは、日本では今まで一種のタブーのように扱われていたように感じます。

ですが、今ではこれらの本がベストセラーです。
素晴らしいことだと思います。

 

異種な分野を組み合わせることによって新たな視点が生まれてきます。

 

さて、下段写真の本『学力の経済学』には、上段の本『幼児教育の経済学』の著者ジェームズ・J・ヘックマン(ノーベル賞経済学者)の論文から引用して論じている箇所があります。

「へックマン教授らのエビデンスに基づく概念図は、人的資本への投資はとにかく子どもが小さいうちに行うべきだということを示しています。」

 

概念図は次の通りです。

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「もっとも収益率が高いのは、子どもが入学する前の就学前教育(幼児教育)です。」

 

と記載されています。

これは教育にかかわってきた私の肌感覚ともまさに合致します。

 

医wayもいずれは幼児教育に力を入れるかもしれません。
ですが、今はまだしません。
理由は、今の日本では、まずは小学生以上の教育に力を入れる方が効果的だからです。
ですが、早くのスタートを強く皆様にお薦めする気持ちは変わりません。

 

「まだ、小学校低学年だから」「もう少し大きくなってから」「そんな勉強勉強って言わなくても」
すべておっしゃる通りです。

 

ですが、お子様の年齢が小さければ小さいほど、効果が大きくなるのも事実です。
全員のお子様に小学校低学年からをお薦めするわけではありません。

 

それぞれのご家庭の方針に合わせて「今!」と思われる時期に、できれば、「今!」と思われる時期よりも2、3年前倒しして、医wayの門をたたいていただけるとちょうど良いのではと思います。

 

人的資本への投資は幼いうちからがもっとも効果的!

 

「すでに高校生、もう遅いですよね…」
いえいえ!そんなことはありません!「今」が最も若いのです。
年齢的に若いことも重要ですが、やる気になっていることもとても重要です。
私が良い例です。子育てを終えてから大学院で学び始めました。学部を卒業して即学び始めているよりも、私の場合は「今」がベストの時期だったのだろうと感じています。

 

よく耳にする「子どもが中高生になると教育費がかさむ」という一般論を、もっと早い時期に投資するべきとデータで覆すことができたのは、統計や経済学という、教育とは一見異種と思われる分野との融合があったからです。

異分野の融合、お子様の学力向上や、子育てにも使える発想です。

 

参考文献
ジェームズ・J・ヘックマン(2015)『幼児教育の経済学』古草秀子訳,東洋経済新報社.
中室牧子(2015)『「学力」の経済学』ディスカヴァー・トゥエンティワン.