集中する力。考え続ける力。ふんばる力。

医wayではルービックキューブだけでなく、算数パズルや科学クイズなども、それとなく組み込んでいます。

なぜこのような物を重視しているのでしょうか?

息抜きのために置いているのではないのですよ。

 

勉強のできる人の特色は、ふんばる力が少しだけ他の人々よりも強いことです。

 

どれだけ勉強が得意でも、楽々解ける問題は多くありません。

他の人と同じように最初はわからないのです。

ですが、少しだけ他の人よりも集中し、考え続け、ふんばり続けるのです。

 

例えば小学生の場合、同じ問題を解いている時でも、勉強のあまり得意でない人は1分少々で「わからへん〜」となります。

まぁまぁ得意な人は2分。得意な人は何分でも解けるまで考え続けます。

中学生・高校生も基本は一緒、年齢とともに「わからへん〜」とは言わなくなり、考えているフリはしていますが、途中で上手に手を抜いているだけというふうになります。

 

さて、ではどうすれば考え続ける力、ふんばる力はつくのでしょうか。

好きでもない事に粘り強く対処し続けられる力。

難しいですね。

 

小さい頃から、小さな成功体験を積み重ねている人は、その量と比例してふんばる力もついているように思います。

小さな成功体験。

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ハイハイもまだ出来ない赤ちゃん、必死に腹這いで移動しようとします。

何か目的があるのですよね。

目的を素早く察知して、そこに連れて行ってあげたり、あるいは目的の物を近づけてあげたりしませんでしたか?

喜ぶ顔を見たくてついそんな事をしてしまうのですが、それは赤ちゃんのせっかくの成功体験を横取りしてしまっていますよね。

大人がすべき正解の行動は多分「温かく見守る」ことだったのではと思います。

そして、赤ちゃん自身がやり遂げて喜んでいることを、一緒に喜ぶことなのだと思います。

 

今も一緒です。

勉強の管理ができず、何かにつけて要領の悪い我が子。

「管理さえできればもっと成績もあがるのに、もったいない…。管理だけでも手伝ってあげないと」

多分これは不正解ですよね。

正解は同じく「温かく見守る」ことなのではと思います。

もし少しだけ手助けするとしても、管理方法を具体的に示す程度にとどめておくのが正解でしょう。

 

何かにつけて大人が先回りしてしまう現代です。

ふんばる力をじっくりと育むチャンスの少ない現代の子ども達です。

 

ルービックキューブやパズルなどは、なかなか解けないにもかかわらず、子ども達が自発的に取り組み、何分でも熱中してくれる稀少な教材です。

また、多くの人と一体感を共有できる教材であることも重要なポイントです。

 

数学などでわからない問題が出てきた場合、どれだけ長時間集中して、考え続け、踏ん張り続けることができるのか。

勉強のできるできないの大きな関所となります。

 

残念ながら赤ちゃんの頃からもう一度やり直すことはできません。

ですが「今」が一番若いのです!

ルービックキューブやパズル、医wayの大切な大切な教材です。