「超苦手科目、どうしても上手くいかない…。」それは方法を誤っています!

「うちの子は、一生懸命に勉強しているし、真面目に授業も聞いている様子。それなのに何故か数学(社会、理科、英語、国語)は苦手…」

 

わかります。

いえ、教育に携わる立場の人間としてわかるのではなく、超苦手科目と奮闘している学生の立場として、当事者として実感しています✌️

 

何度か触れていますが、私は今大学院でMBA取得を目指し勉強しています。

語学や教育の分野であればそれなりに理解できるのですが、経営はお門違いも甚だしく、単語レベルでわからない物だらけです。

大学院に通い出し、私は「授業がわからないってこんな感じなんだ〜」と、この苦況をも、いつものことながら超ポジティブに捉え「わからない状態」を分析してデータ収集(?)しています。

 

結論から申しますと、授業を「聞く」ことで理解できる人は、既にその授業内容の50%程度を知っている人であることがわかりました。

どの授業も必ず一部分は以前の内容が含まれています。

真っ新の内容は、多くても30%程度です。

つまり、前回までの内容をほぼ完璧に理解できている人にとっては、授業はとても有効ですが、それ以外の人にとっては一気に何もかもがちんぷんかんぷん状態になります。

 

理解できていない、わからないと自覚しており、且つ性格の真面目な生徒は、「なんでこんなに分からないのかしら…せめて一生懸命に授業を聞こう!一言一句漏らさないよう頑張ろう!」と意気込みます。

しかしながら先生のご講義は、一言一句重要なのではなく、ポイントが重要なのです。

一言一句聞き漏らさないことにエネルギーを注いでしまい(あるいは、「今のはどういう意味?」と立ち止まってしまい、次の話に追いついていけない)、力配分を間違え、結局はポイントを必死で板書することで終わってしまうのです。

 

まさに私がこの状態です^^;

しかしながら、ある時「さっぱりわからないわ〜」と、諦めるのでもなく、ちょっと力を抜いて授業を聞いていると、先生の余分な言葉は自然と排除され、肝心な話のみがスッと入ってきたのです。

不思議な感覚でした。

 

誤解のないように先に書きますと、決して「力を抜いたら成功しますよ」という話ではありません。

それまでに私は超必死に勉強していましたので、その蓄積が知らぬ間に知識の種として蓄えられており、このような体験をすることが出来たのだと思います。

 

さて、では現在「わからへんわ〜」と困っている小中高生はどのようにすれば良いのでしょうか。

 

これまた結論から申しますと「以前習ったことをある程度完璧にしてから授業に臨む」ことです。

「そんなの当たり前やん!それができないから困っているんでしょ!」とお叱りを受けそうですね。

 

ですが、勉強をスムーズに進めるためには「授業は復習の場」と意識を変化させる必要があります。

いわゆる反転授業です。

学校のシステムが反転授業になっていなくても自ら反転授業システムを作ることは可能です。

 

では、具体的にはどのようにすれば良いのでしょうか?

難しいことは排除して、まずは、とにかく手を動かすことです。

自ら学ぶことです。

 

成績が下がってくると、「もっと授業を増やそう」と講義型の塾や通信教育を始める方も多いです。

ですが、受け身の勉強は既にお腹いっぱいなほど十分受けています。

必要なのは「自ら手を動かし、能動的に学習する」ことです。

 

受け身の勉強を追加しても、一生懸命に「聞く」だけで、またもやポイントを絞り込めず、ただただ時間を使い、体も頭も疲弊させてしまいます。

 

良い勉強のリズムを取り戻すためにも、まずは手を動かしましょう。

まずは自分に合った問題集を一冊丁寧に仕上げましょう。

 

夏休み用の問題集が、書店で山のように売られています。

どれでも良いです。

ご自分にとって相性が良さそうな物を選び(場合によっては学年の下の物でも良いのです)、それを夏休みに仕上げてください。

仕上げるというのは、問題集に書き込むのではなく、間違えた問題には印をつけて、定期的にやり直しをし、完璧になるまでやることです。

 

どうしてもやり方が分からない、あるいはもっと効率の良い方法を知りたい等がありましたら、医way夏期講習にお越しください。

 

医wayは、自学自習の方法を身につけ、学校の授業を復習の場にできるよう、能動的な勉強を取り戻す場です。

 

一生物の学び方を少しでも若いうちに手に入れましょう(^ ^)